「歯が白い=口が清潔」ではない?

ホワイトニングをすると、見た目が美しくなり「清潔感がアップした」と感じる人が多いです。
しかし実際には、歯の白さと口臭の有無は別の問題です。
ホワイトニングは歯の表面の色素を除去するもので、
口臭の原因は主に舌苔・歯周病・唾液不足などによる細菌の繁殖です。
つまり、歯が白くても口臭がある人はいるし、逆もあるということです。
ホワイトニング後に口臭が強くなるケースも?

以下のような原因で、ホワイトニング直後に口臭が気になることもあります:
- 一時的な知覚過敏でブラッシングが甘くなる
- ホワイトニング薬剤による口腔内バランスの変化
- 脱水気味になって唾液が減少(唾液には殺菌効果がある)
特にオフィスホワイトニング直後は、唾液が減って一時的に口臭が気になる人も。
口臭対策で押さえるべき4つのポイント

白い歯を維持するだけでなく、“ニオイのケア”も同時に行うことが理想です。
- 舌のケアをする
- 舌苔(ぜったい)を専用ブラシで軽く除去
- 舌の奥は軽く、毎日継続が大事
- 歯周病・虫歯の治療を済ませておく
- ニオイの根本原因は「見えない歯周ポケット」にあることも多い
- 唾液を意識して増やす
- 水分補給・ガムを噛む・口を動かすことで唾液量アップ
- 歯科での定期メンテナンス
- 口臭の原因を特定するには、プロのチェックが確実
「白いのにニオう人」にならないために

ホワイトニングだけをして、他のケアを疎かにすると
清潔に見えるけれど実は“におう人”になってしまう危険性もあります。
見た目と実際のケアが一致してこそ、本当の意味での“好印象”につながります。
ホワイトニングとセットで意識したいメンテナンスとは?

ケア内容 | 頻度 | 効果 |
---|---|---|
舌クリーニング | 毎日(軽め) | 口臭予防に即効性あり |
歯科検診・クリーニング | 3ヶ月〜半年ごと | 歯周病・虫歯予防、口臭チェック |
唾液ケア(口腔マッサージ) | 毎日/習慣化 | 乾燥対策・自浄作用の維持 |
歯が白くなっても、“中の環境”が整っていなければ意味がないのです。