セラミック治療は一生ものではない
セラミックは見た目が美しく、変色しづらいのが特徴ですが、一生使えるというわけではありません。
素材や使用状況によっては10年程度で交換が必要になることもあります。
一般的には「7〜15年」が平均的な耐久年数と言われています。
素材別：セラミックの寿命比較
| 素材の種類 | 耐久性の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ハイブリッドセラミック | 約5〜8年 | プラスチックを含み、やや柔らかめ |
| オールセラミック | 約10〜15年 | 見た目が自然、割れやすい一面も |
| ジルコニアセラミック | 約15年以上 | 高耐久・奥歯向け、自然さはやや劣る |
見た目重視か、強度重視かで選ぶ素材によって寿命に差が出るのがポイント。
早期トラブルの主な原因とは？
せっかくのセラミックも、次のような原因で早くダメになることがあります：
- 歯ぎしり・食いしばりによる破損
- 噛み合わせの不具合
- 土台（歯根）の虫歯や炎症
- 歯磨き不足による周囲の歯ぐきトラブル
歯そのものではなく、周囲の環境や習慣のせいで持たなくなるケースも多いです。
長持ちさせるために意識したい習慣
セラミックを少しでも長く使うために、次のケアを心がけましょう。
- 定期検診（半年〜1年に1回）
- 噛み合わせ・接着状態・周囲の歯の健康をチェック
- ナイトガード（マウスピース）の活用
- 歯ぎしりがある人は、寝ている間に守る工夫が必要
- 柔らかい歯ブラシ・フロスでの清掃
- 歯ぐきの健康がセラミックの寿命にも影響する
- 硬いものをかじらない習慣
- 氷・爪・ビンのフタなどを無意識に使っていないか要確認
保証期間もチェックしておこう
クリニックによっては「5年間保証」「10年以内のトラブルは半額で交換」など、再治療時のサポート体制を用意していることもあります。
契約前に、以下を確認しましょう：
- 保証期間と対象範囲
- 無料交換になる条件
- 保証書の有無・発行タイミング
治療費が高額なだけに、アフターケア体制も選ぶ基準の一つです。
