ホワイトニング直後の歯は“吸収しやすい”状態に

ホワイトニングを受けたあとの歯は、一時的にエナメル質が脱水・開口状態となり、着色物質を吸収しやすい状態になっています。
このため、施術後24〜48時間は特に色の濃い食べ物・飲み物は避ける必要があります。
「白くなったから何を食べてもOK」は大きな勘違い。
せっかくの効果を台無しにしないよう、食事制限のポイントを押さえておきましょう。
NGな食品・飲み物一覧(施術後48時間は要注意)

種類 | 具体例 | 理由 |
---|---|---|
色素が強い飲料 | コーヒー・紅茶・赤ワイン | 色素沈着しやすい代表格 |
酸性が強い飲料 | 炭酸飲料・柑橘系ジュース | エナメル質をさらに弱める |
色が濃い食品 | カレー・ミートソース・ケチャップ | 歯に色が残りやすい |
発色の良い野菜 | ほうれん草・にんじん・ビーツ | 天然色素も沈着リスクあり |
醤油ベースの料理 | すき焼き・煮物全般 | 調味料の色が強い |
調理に使う調味料(ソース・醤油・ケチャップ)にも注意が必要です。
OKな食品・飲み物(白いもの・透明なもの)

種類 | 具体例 |
---|---|
飲料 | 水・牛乳・豆乳・スポーツドリンク(無色) |
主食 | 白米・食パン(焼き目なし)・うどん |
おかず | 白身魚・ささみ・豆腐・卵白 |
野菜 | キャベツ・大根・カリフラワー |
その他 | ヨーグルト(無糖)・プリン(カラメルなし) |
「ホワイトダイエット」と呼ばれるほど、白・透明・無色の食品を中心に選ぶのが基本です。
食事制限はいつまで必要?

一般的には:
- オフィスホワイトニング:24〜48時間
- ホームホワイトニング:毎回の施術直後3時間+全期間中の注意が必要
ただし、体質や薬剤の種類によって差があるため、歯科医の指示に従うのがベストです。
どうしてもコーヒーが飲みたいときは?

我慢できないときは以下の工夫を:
- ストローで飲む(前歯に触れさせない)
- 牛乳を加えてカフェオレにする(色素薄まる)
- すぐに水で口をゆすぐ or 歯磨きする
完全にNGではないものの、タイミングと飲み方に気を配ることでリスクを抑えられます。
食事制限が終わった後も意識したいポイント

- 色素沈着しにくい食品を“なるべく”選ぶ習慣
- 週1〜2回のホワイトニング歯磨き粉の使用
- 定期的なクリーニングやメンテナンスの継続
「白さの維持」には、日々の食生活のちょっとした意識が大きな差になります。